自毛に人工毛を足してボリュームを出す「増毛」

人工の毛を自毛にプラスして、ボリュームを大きくすることを「増毛」といいます。植毛のように頭皮に植え込むのではなく、もとの毛に結びつけたり、特殊なシートで頭皮に張りつけたりする方法です。

どうやって増毛するの?

増毛はその名の通り「毛を増やす」方法です。植毛のように頭皮を切開する必要がないため、より安全でシンプルな方法だといえます。

方法は大きく2つあり、1つは残った自分の髪の毛を活用する方法です。自毛の根元に人工毛を結び付け、ちょうど1つの毛穴から複数の髪が生えている状態を再現します。 見た目も自然ですが、元の髪がある程度しっかりしていないとおこなうことができません。

もう1つは人工毛のシートを地肌に張りつける方法です。自毛の少ない箇所や、広範囲にわたる薄毛にも適用できます。ただし接着剤を土台にするため蒸れる可能性がありますので、穴がたくさん開いた通気性のいいタイプのものを使用するなど、地肌の負担が少ない方法を選びたいところです。

いずれにしても人工毛を使う技術ですので、増やせる本数や色の具合などの自由度が高いという特徴があります。

増毛のメリットとデメリット

増毛のメリットとしては、まず体への負担が少ないということが挙げられます。植毛ですと皮膚を切開したり穴を開けたりする必要があるため、自毛でも人工毛でも傷口の感染リスクがあります。その点、毛を足すだけの増毛の安全性は高いといえるでしょう。

またカツラも同じく人工毛を使う方法ですが、全体的に覆うため頭皮が蒸れやすく、抜け毛がさらに進行する可能性があります。増毛ではシートを使った方法でも、カツラより負担が少ない点がメリットです。

そして「段階的に増やせる」という長所もあります。特に自毛を活用する方法では、髪の毛1本から結びつけることができますので、少しずつ増やしていくことができます。

一方デメリットとしては、人工毛を使うだけに定期的なケアが必要になることです。自毛が伸びたり散髪で短くなったりするごとに、人工毛のほうも新たにつけかえなくてはいけません。

また日常的な手入れも必要です。特に自毛が伸びるにしたがって、根元に結びつけた人工毛や地肌に張りつけたシートが浮いてしまうため、修正する必要が出てきます。

ちなみに薄毛の部分に黒い粉などをふりかけてボリューム感を出す「増毛スプレー」という商品もありますし、より自然に自毛に編み込む方法など、増毛技術はどんどん進化しています。気になる人は一度相談してみましょう。