雨にあたるとハゲるって本当?

薄毛にまつわる都市伝説の1つに「雨にあたるとハゲる」というものがあります。確かにpH値の高い酸性雨は人体に有害ですが、今のところ日本でそこまでの雨が降る心配はないようです。

日本の酸性雨は心配するほどではない!?

pHとは水素イオン濃度を示したもので、0~14の間で表されます。真ん中の7が中性ですので、6以下が酸性、8以上がアルカリ性です。

雨はもともと弱酸性ですが、特にpH値が5.6以下になると酸性雨と呼ばれます。酸性雨は主に化石燃料の燃焼によって生じる酸化物が大気中にはなたれ、それが硫酸や硝酸と合わさって生じるといわれています。 ですから化石燃料を多く燃やす火力発電所や各種工場、または排気ガスを出す自動車などが主な原因です。

しかし日本で降る酸性雨は人体に影響を与えるほどのものではなく、2012年の調査では全国平均がpH5.79でした。もともと人間の肌も弱酸性に保たれているため、この程度では影響はほぼないとされています。 また脱毛するほどの強い酸性雨が降った場合、ハゲる以前に頭皮がめくれた状態になるといわれています。

「酸性雨でハゲる」といわれるのは、おそらくドイツのシュヴァルツヴァルトをはじめとする強い酸性雨によって枯れた森林の図から、頭も寂しくなるイメージがついて広まったものではないかと考えられます。
参考サイト⇒酸性雨にあたるとハゲ?酸性雨のPH M君

雨に濡れたまま放置するほうが問題?

ただし酸性雨かどうかはともかく、雨や水に濡れたまま髪を放置するのはよくありません。

まず1つは、髪の毛が傷むからです。髪を濡らしたままでいると、髪をコーティングしているキューティクルが開いた状態となり、中に閉じ込められたタンパク質などの栄養がダダ漏れ状態になってしまいます。 少しの摩擦や刺激にも弱い状態となりますので、なるべく早めに乾かすのが正解なのです。

2つめに、雑菌が繁殖しやすくなることが挙げられます。せっかくシャンプーで汚れを落としても、洗髪後に乾かさないでいると高温多湿を好む雑菌が繁殖してしまい、異臭や抜け毛の原因になりかねません。もちろん都会の汚れた空気を取り込んだ雨の場合は、なおさらリスクが高くなるでしょう。

ですから雨に頭があたった後は、なるべく早めに洗髪をしてドライヤーで乾かすことが大切です。そのほうが酸性雨を気にするよりも、確実な抜け毛対策だといえそうです。