飲酒は薄毛を促進する?

喫煙が薄毛を促進してしまう危険性を持つものだということは、誰でも理解できるでしょう。これだけ社会の中で問題視されているタバコですから、この話を受け入れることもさほど不自然ではありません。むしろ、禁煙の良いきっかけになると考えることもできます。

ところで、長らく日本では喫煙とセットで語られることの多かった飲酒はどうなのでしょうか。飲酒は薄毛を促進するのか。意外かもしれませんが、答えはYesだったのです。やはり、飲酒と喫煙はセットだったのでしょうか。

酒は百薬の長というけれど

さて、酒は百薬の長などと呼ばれることもあるように、ほとんど害にしかならないタバコとは大きく異なるものです。酒を飲めば血行が良くなりますしね。タバコが薄毛の原因になり得るのは、血管を収縮させて髪の毛に栄養を運ぶための血液の流れを悪化させるからでした。

となると、まったくその逆に血液の流れを良くしてくれる酒、飲酒が薄毛の原因になるわけがないと考えても不思議ではありません。というよりも、普通はそのように考えてしまうでしょう。お酒好きなら都合よく考えたいですしね。 しかし、事実は残酷なものでした。飲酒は薄毛の原因になるのです。なぜなのでしょうか。

飲酒が薄毛の原因になる理由は根本的な問題だった

お酒を飲むと、人間の体はアルコール分を分解する作業を開始します。これは誰でも知っていますね。肝臓の役割のひとつです。ただ、この分解作業を行うために必要なのがエネルギーです。

アルコール分解のエネルギーとして使用されるのは、アミノ酸です。ここが問題だったのです。髪の毛の主成分はタンパク質の一種であるケラチンですが、これはアミノ酸18種でできています。もうおわかりだと思いますが、アルコール分解のエネルギーとして消費されてしまうアミノ酸は、ケラチンを構成するアミノ酸18種に含まれるものなのです。

この結果、原材料が不足することとなり髪の毛の製造は滞ってしまいます。つまり、薄毛になるという仕組みです。 アルコール自体ではなく、アルコールの分解がネックだったとは落とし穴にはまったような気分かも知れませんが、飲酒が抜け毛の原因になるという説明はつきましたね。

適度な飲酒なら問題ない

そこで、タバコの場合と同様に禁酒すべきなのかという話になると、ちょっと事情が異なります。お酒の場合は少量であれば飲んでも構わないと考えられています。ちょっとくらい肝臓に回された程度では原材料が不足するほどアミノ酸の量が少ないわけではないからです。

もっとも、不健康極まりない生活をしていれば、少しのことでアミノ酸不足に陥らないとも限りません。やはり、健康第一の生活を心がけることが重要です。