手軽にDHTを抑制する

薄毛の原因はひとつではなく、遺伝や環境による要因なども絡み合い、人により対策も様々です。自分の薄毛の原因を追及するために、専門医に頼るのもひとつの選択ですが、その前に、「男性が薄毛になりやすいメカニズム」の理解から始めても、決して遅くはありません。今回は薄毛の敵「DHT:ジヒドロテストステロン」を抑制する食品も取り上げましたので、合わせてお役立てください。

「男性ホルモン」を詳しく知る

男性ホルモンの大部分を占める「テストステロン」は、男性の心と体に大きな影響を与える物質です。まずは、テストステロンが男性の身体に与える影響をまとめてみました。

【テストステロンの身体への作用】

・性欲増進
・筋肉を大きくする
・内臓脂肪の増加を抑える
・精子の形成
・骨を太くする

こうしてみると、テストステロンが男性に与える影響はとても大きく、分泌が減少すると精力減退など、男性としての自信を左右する問題を引き起こす要因ともなります。また、意外と知られていない情報として、ネガティブな感情に蓋をし、不安や鬱状態も防いでくれると言われているのです。男性ホルモンが正常に働いている人は、いつまでも元気でチャレンジ精神が旺盛ですが、一旦ホルモンバランスに乱れが生じると、やる気が出ないなどの逆転現象を生じるので、とても厄介です。

薄毛対策からみる「男性ホルモン」

男性ホルモンの働きが、身体や心に及ぼす影響が大きいのだと理解はできましたが、薄毛対策からみた「テストステロン」はどうなのでしょうか。まず、テストステロン自体が薄毛に直接影響を及ぼすのかと言えば、そうではありません。テストステロンが変化した物質である活性男性ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)が毛髪の育成をストップさせる「悪者」です。

しかし、DHTの生成自体が薄毛に直結する訳ではなく、生成された後に、毛乳頭細胞に存在する受容体(レセプター)と結合し、はじめて髪の成長が止まる仕組みです。この受容体は後頭部や側頭部には存在せず、男性の薄毛は額や頭頂部からくるというメカニズムは長年に渡る研究から、すでに解明されています。

食べ物で男性ホルモンをコントロール

男性の薄毛の原因がある程度明らかならば、対策の一手があるのではないかと考えるのは普通です。ここでは、男性の薄毛の原因となるDHTを日常生活から抑制する方法を探ってみましょう。

DHTは、テストステロンと『5αリダクターゼ』という酵素とが結びつくことで生成されます。逆に考えると、『5αリダクターゼ』が存在しなければ、薄毛の原因となるDHTが生まれません。それならば『5αリダクターゼ』を抑制する食品を知り、積極的に摂りたいと考えるのは当然ですね。

【5αリダクターゼを抑制する食品】

・亜鉛
(亜鉛を多く含む食品:牡蠣、納豆、豆腐、海老、牛肩肉、レバー、小麦、チーズ、卵、胡麻、鰻、アーモンド、クルミ、アロエ、みかん、ホヤ貝、焼き海苔、ココア等)
・ソーパルメット(ノコギリヤシ)
・緑茶

いかがでしょうか。薄毛の原因と男性ホルモンは密接な関係にあります。正しくメカニズムを理解したうえで、できることから始めてみませんか?男性である以上、薄毛対策に終わりが来るわけではありません。自分で出来ることに限界を感じたら、早めに専門医に頼るものアリですよ。